人材育成シリーズ（コーチ・管理職）・・・“アファメーション”を知る

人材育成シリーズ（コーチ・管理職）・・・“アファメーション”を知る

前回までエフィカシーについて解説してまいりました。

このエフィカシーを上げていく方法について今回解説していきたいと思います。

そのキーワードが「アファメーション」です。

このアファメーションとは、心理学用語のひとつで「肯定的な言葉を自分の内面に語りかける技術」のことです。

「自分は今こういう人間である」「自分のなりたい世界はこうである」と、現在進行形、かつ一人称で自己の情動を言葉にして表すことであります。

端的に言うと“自己達成予言”とも呼ばれ、自己暗示の方法であり、スポーツ心理学での類似した言葉に「セルフトーク」があります。

実現する未来のことを肯定的な言葉で宣言することにより、潜在意識がその未来に向けた行動へと自動的に促すことであります。

少しややこしいですが、「マトリックス」の世界観をイメージしてください。

アファメーションをすることにより、今いるこの物理空間（現実）よりも、仮想的な自分のエフィカシーの高い方の空間（未来）の臨場感が上がっていくと感じるようになるのです。そうするとより未来（臨場感空間）の方がより現実化し始め、今存在している現実に対して脳は不満を抱くようになります。そうすると、脳は無意識にクリエーティブな働きを起動させるのです。この感覚こそがエフィカシーを上げていくということになります。

難しい話しで、申し訳ありません（笑）

何度も話をしますが、脳は「現在・過去・未来」や「現実・非現実」の区別がつけるのが苦手です。というか、その必要性を感じていない臓器かもしれません。　

ゴールの世界を達成した時の自分が見えるべき世界を言葉にする。

このアファメーションより、自分の能力や実行力への自信が高まってくれば「自分はできる、やれる」という確信に繋がっていきます。

そしてこのアファメーションは、自己実現を達成するために必要な自信の形成と、セルフ・エフィカシーを高める有効な手段として、身につけるべき知識とスキルであると考えています。

人材育成シリーズ（コーチ・管理職）・・・“アファメーション”を知る　　終わり

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