指導者向けスポーツコーチング:今、部活動を考える・・・その10 子育て:家庭で何を教育する?・・・①
2022/09/19
指導者向けスポーツコーチング:今、部活動を考える・・・その10 子育て:家庭で何を教育していく?・・・①
今後、家庭での教育について、より質を問われるようになることは目に見えています。
家庭での教育=保護者の教育力ということになります。
日本で義務教育を受けている保護者の皆さんにとっては、「問題ない」と思われているかと思われます。しかし、「義務教育を受けた内容」=「その受講者の解釈」ではないということです。
そもそも教育は「誰のため?」「何のため?」なのでしょうか
この答えを「自分」と「社会(集団)」を対象にすると理解しやすくなるかと思います。
まず教育とは、「自分が自分らしく生きていく上で必要な知識とスキルを学ぶため」なのか、それとも「自分が社会で生きていく上で必要な知識とスキルを学ぶため」なのかということです。しかし、現代社会では「社会への承認」より「個の尊重」を重視し過ぎたために、完全に「個人>社会(集団)」の構図が出来上がっているようです。
社会(集団)があっての自分なのですが、今の教育は自己優先社会を構築しているため、バランスの悪い環境下にある感じがいたします。
中国・後漢の1800年前の時代に『崔子玉』の座右の銘を残しております。
人は欲を持つことで自分を殺し、
財産を残す事で子孫を殺し、
政治を間違うと民を殺す。
そして学問教育を間違えると天下を殺す。
です。
最後の一文である「学問教育を間違えると天下を殺す」は、まさに教育の重要性を解いたものであります。それも1800年前です。
果たして、今の日本の教育は間違った道を歩んでいないでしょうか。また、崔子玉は教育の前に「政治」について言及されています。今の日本の教育は文部科学省主導での施策になっています。
と、いうことは「国が間違っているのか」それとも「国民の解釈が間違っているのか」ということになります。それとも両者とも間違っておらず、問題を起こした人だけが間違い者として処分が下されるか、いずれにしてもグレーな状態になることは間違いありません。
この教育環境の中で、今まで学校教育でのカテゴリーだった部活動が、地域そして家庭へと移行してきた今、どうそれぞれの家庭で教育していくかという問題を突きつけられることになります。
今後、家庭での「教育観」が問われていくと思われますが、各家庭によってその価値観が様々であるということは、日本の教育はバラバラであるという証にもなります。
教育を個人主体で考えていくか、社会主体で考えるのかの選択を迫られているのです。
その10 家庭で何を教育していく?・・・・① おわり
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