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リーダー研修(育成)  その⑨ リーダーに必要な3つの力 その4「並列度力」

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リーダー研修(企業研修)   その⑨ リーダーに必要な3つの力 その4「並列度力」

リーダー研修(企業研修)   その⑨ リーダーに必要な3つの力 その4「並列度力」

2022/09/19

リーダー研修(企業研修)   その⑨ リーダーに必要な3つの力 その4「並列度力」

 

今回、リーダーが身につける力の最後のテーマになります「並列度力」について解説いたします。

 大雑把に説明しますと、「直列的作業思考」か「並列的作業思考」なのかということになります。例えば、自己に与えられた作業が「A」「B」「C」「D」あるとします。作業にもよりますが、「A」が終わってから「B」を、「B」が終わったら「C」を、と順番に片付けていくのが「直列的作業思考」になります。では、「並列的作業思考」はというと、「A」「B」「C」「D」を少しずつ、中途半端な状態で作業していきます。「A」の①工程が終わったら、「B」の①を、B」の①が終わったら「C」の1をという感じです。当然、作業によっては時間の縛りがあるかともいますが、この作業思考の方が脳の処理能力が断然アップしていきます。

 本を読むときに、1冊読んで次の本を読むのではなく、同様に「並列的作業思考」で読み進めると、感じ方が違ってきますし、理解度もアップしていきます。同じ作家さんの作品でのグルーピングでも良いですし、同じタイトル、もしくは同じタイトルな作品でのグルーピングでも構いません。この「並列度」をあげた読み方をすると、「直列」での読み方をする人より、読み手の質が常に上がっている状態ですので、作品内容の捉え方や理解度も比例して上がっていきます。

 勉強も同様です。よく「キリがいいところまでやって終わろう、とか休もう」などの勉強法で学習をされている方がいらっしゃいますが、これは逆に効率が悪い勉強方法です。これも、1ページ、もしくは2ページと区切りがいいところで終わらせてから、次の科目へ移行するのではなく、1ページの問4まではあるけど、問3で終わらせて次の科目をするのです。気持ち的にはキリが悪いと思うかもしれませんが、脳はそんなことは感じていません。当然、脳は問4があることは認識していますので、次に問4からするときに、スムーズに入ることができます。パソコンでいうと「スリープ状態」にしておくのです。人間は問4まで終わらせてしまうと、「安心」を得てしまい、次に起動させるまでに時間とエネルギーを要します。なので、取り掛かりが悪いのです。そして、だんだん、飽きてくるのです。これが三日坊主の原因の一つになります。

 脳をいつも起動状態にしておくのです。脳には限界はありませんし、休むこともありません。よく、勉強しているときに「疲れたから、頭を休めようっと」と言って、漫画を読む人がいますが、脳は常に起動しているし、働いてもいます。漫画を読んでも脳は動いています。休むことは絶対にありません。では「ぼ〜っと」すればいいのでは、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実を言いますと、脳は「ぼ〜っと」としている時の方が脳の60%〜80%を使用しているのです。

 これは、寝ている時も同じように機能しております。寝ているからといって脳は機能停止をさせておりません。日常の昼間の脳のエネルギー消費量と寝ている時の脳のエネルギー消費量はほぼほぼ同じなのです。睡眠時間のほうが短いにもかかわらずです。

 私たち人間は、脳の活用の方法を知らなかったのです。今まで言われてきた先人の教えを鵜呑みにして、知らず知らずのうちに脳の使用を制限していたのです。

 作家さんが寝ずに原稿を書いている最中に行き詰まって、原稿用紙を丸めてカゴに投げ捨てるシーンをよくみていましたが、これも同様です。脳は寝ている間に作業をしてくれるので、行き詰まったら寝るのです。もしくは「ぼ〜っと」するのです。寝ること自体、「ぼ〜っと」すること自体が仕事中なのです。将棋の世界はこの有益な時間を取り入れて対局をされています。昔「徹夜」という言葉がありましたが、愚の骨頂です。脳にとっては最悪のコンディションなのです。

 以上のように「並列度」について解説して参りました。どうしても、今までと違う不完全感や中途半端感が否めないという方がいらっしゃるかとは思いますが、脳は無意識な状態においても稼働してくれています。ある意味、心臓と同じです。心臓を動かそうとか、止めようとかの意識関係なく正確に稼働しているかともいます。脳も同じなのです。その脳の力を信じて任せてみてください。今までよりも楽な感じで作業と向き合えるようになるかと思います。

 以上、「抽象度力」「時間力」「並列度力」の3つの力について説明して参りましたが、

いずれもリーダーだけが身につけておくべき力ではなく、小学生も、中学生にも、そしてスポーツ選手も作家さんも同様に身につけなくてはならない知識とスキルだと考えています。

 

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