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2022年、今、部活動を考える・・・その7  地域活動への未来予想図・・・③

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指導者向けスポーツコーチング:今、部活動を考える(部活動地域移行に向けて)・・・その7  地域活動への未来予想図・・・②

指導者向けスポーツコーチング:今、部活動を考える(部活動地域移行に向けて)・・・その7  地域活動への未来予想図・・・②

2022/08/17

指導者向けスポーツコーチング:今、部活動を考える・・・その7  地域活動への未来予想図・・・③

 

 部活動の地域活動への移行の準備がスタートし、3年後を目処に完全移行させる計画で動いています。各地区、モデル校やモデル競技を設置しながら、運営上の問題点を洗い出している段階です。基本的にはどの地区もこのやり方で進めていくと思われるが、このやり方だと常に問題に対応する「振り回され型」の施策となり、お決まりの出口が見えないことになり行き詰まり感だけを残す結果となってしまいます。「過去→現在」ではなく「未来→現在」に思考をシフトしなければ、いつまでもモグラ叩き対応が続くと思われます。日本人は「反省」という言葉が好きなので、行動して反省し、改善を見出し、そして対応策を考えるという工程が大好きです。この考え方だと、常にマイナスをゼロにするやり方になるので、良くて、階段を登っていけるぐらいのイメージになります。よって、理想とするものへの到達は難しいと考えられます。そして、今回の地域への移行の一番の問題は完成像が見えていないということです。例えば、山が見えていない状態で登山を始めたとしても遭難するだけです。同様にこの地域活動への移行も、子供たちの10年後、20年後を可視化して欲しいものです。このままだと子供たちは、間違いなく戸惑ってしまうことになるでしょう。

 まずは、山(未来)を描く作業に時間をかけるべきです。それも一人ではなく、複数名で行うのです。当然、その作業にはリーダー(ファシリテーター)が必要になってきます。正しく描かれていけば、その段階で疑問や問題点が見えてくるはずなのです。その問題箇所を事前に対応していくやり方が理想です。「反省思考」や「フィードバック思考」ではなく、「フィードフロント思考」で取り掛かるべきです。

 そして、この「フィードフロント思考」をプロジェクトを進めるためには「セルフイメージ」の共有が重要になってきます。この「セルフイメージ」が「山(絵)」に当たります。どんな「山」に登りたいのかをはっきり示させた状態でプロジェクトを進めていかなければ、問題箇所も見えてきませんし、行き詰まれば戸惑うしかなく、人間関係もギクシャクしながら、仕事をすることになります。子供たちの健全な活動を推進するためにある主要機関のメンバーが心身ともに健康でなければ、本末転倒になります。

 やはり、未来ある子供たちのためのプロジェクトを「過去思考」で取り組んだとしても発展性は望めません。「未来思考」に切り替えたプロジェクトにすることしか、未来ある教育活動へと導くことが出来ないのではと考えます。そして、この活動を通じて子供たちに何を身につけさせたいのかを大人が明確にしなければ、結果、問題の種だけばら撒くプロジェクトにしかなりかねません。

 今までにない未来ある社会にするために、関係者が「セルフイメージ」の大切さを理解した上でプロジェクトを進めていただけないかと願うばかりです。

 *「セルフイメージ」についての詳細は、ブログ「リーダー研修(育成)その④〜」を参考にしてください。

 

                             その7  地域活動への未来予想図・・・② 終わり

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