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気づきを扱うという仕事 〜「マインドコーチのスキル紹介」〜

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気づきを扱うという仕事 〜「マインドコーチのスキル紹介」〜

気づきを扱うという仕事 〜「マインドコーチのスキル紹介」〜

2026/02/04

気づきを扱うという仕事

〜「マインドコーチのスキル紹介」〜

〜マインドコーチが「見る・聴く・問う」前に整えるもの〜

オンラインセッションも終盤に差しかかると、
受講者の中に、ある変化が見え始めます。

「質問はできるようになってきました」
「相手の話を前より聴けている気がします」

けれど同時に、こんな違和感も出てくる。

「でも、これで本当に相手のためになっているのか?」
「質問しているのに、何かズレている感じがする」

その違和感こそが、
マインドコーチとして一段階深まる合図です。

 


人は、ひとつの姿だけで存在していない

マインドコーチが最初に手放すべきもの。
それは、「人を一面的に見る癖」です。

目の前の選手が、
・元気がない。
・言葉が荒れている。
・動きが鈍い。

その“見えている姿”は、
実は一番最後に現れている「結果」にすぎません。

人の内側には、少なくとも五つの層があります。
身体の感覚があり、
今の状態としてのマインドがあり、
思考のクセがあり、
態度としての構えがあり、
そして最後に、メンタルという結果が現れる。

マインドコーチは、
どの層で何が起きているのかを見極めようとする人です。

「この反応は、状態の問題なのか」
「それとも、思考のクセが顔を出しているのか」

ここを見誤ると、
どんなに良い質問も、相手には届きません。

 


「聴く」とは、言葉を集めることではない

多くの人は、
相手の話を“内容”として聴こうとします。

けれど、マインドコーチが聴いているのは、
言葉の裏にある気づきの状態です。

今、この人は何に気づいているのか。
それは身体感覚なのか、感情なのか、思考なのか。
それとも、まだ何にも気づいていないのか。

気づきが起きていない状態で、
どれほど鋭い質問を投げても、
相手は考え込むか、防御するか、黙り込むだけです。

だから聴くとは、
「次に質問するための準備」ではありません。

今、この人の中で
“気づきが芽生えているかどうか”を感じ取る時間なのです。

 


質問には、二つの役割がある

ここで、質問の話に入ります。

マインドコーチにとって質問は、
相手を動かすための道具ではありません。

質問とは、
気づきの扱い方を選ぶ行為です。

そのために必要なのが、
「水平思考」と「垂直思考」という二つの理解です。

 


水平思考とは、「今ここ」に気づくこと

水平思考とは、
視野を広げることではありません。

今、何が起きているかに気づくための思考です。

「今、その話をしていて体はどんな感じ?」
「今、一番近い感情は?」
「今、頭の中では何が起きている?」

これらの質問は、
答えを出すためのものではありません。

相手を、
評価や正解探しから引き戻し、
“今この瞬間”に立ち戻らせるための問いです。

水平思考の質問は、
現在地を確認する質問

気づいていなかったものに、
ただ気づくだけ。

それだけで、
人のマインドは静かに整い始めます。

 


垂直思考とは、気づきを「つなぐ」こと

十分に気づきが起きたあと、
ようやく使えるのが垂直思考です。

垂直思考とは、
深掘りすることではありません。

気づき同士の関連性を見たり、
一段上から自分を眺めるための思考です。

「その感覚、これまでのどんな経験とつながっていそう?」
「似た場面、他にも思い当たる?」
「それが起きると、いつもどんな流れになる?」

ここで起きているのは、
原因探しではありません。

点だった気づきが、
線になり、構造として見えてくる。

それによって、
「自分はこういうパターンを持っているんだな」
という統合的な理解が生まれます。

 


水平と垂直は、行き来していい

大切なのは、
どちらが正しいかではありません。

順番とバランスです。

気づきが起きていないのに、垂直には行かない。
メタに上がりすぎたら、また今の感覚に戻る。

水平で足元を確認し、
垂直で構造を眺め、
もう一度、今の自分に戻ってくる。

この行き来ができるとき、
人のマインドは自然に整っていきます。

 


マインドコーチの仕事は、「変える」ことではない

最後に、最も大切なことです。

マインドコーチは、
相手を変える人ではありません。

気づきを奪わず、
気づきを急がせず、
気づきが育つ場を守る人です。

深い質問ができることが、
優れたコーチなのではありません。

今は聞かない、今は深めない、
今はただ気づきを待つ。

その判断ができることこそ、
成熟したマインドコーチの姿です。

 

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