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第21回オンラインコーチングスキルアップ講座 報告

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第21回オンラインコーチングスキルアップ講座 報告

第21回オンラインコーチングスキルアップ講座 報告

2024/01/17

第21回オンラインコーチングスキルアップ講座 報告

2024年1月11日、fine lab.創設3年目を迎えた日に、第21回オンラインコーチングセッションを行いました。

テーマは前回から引き続き「選手がパフォーマンスを引き出すために身につける力」について解説いたしました。

前回は「①専門力」でしたが、今回は「②社会力」「③運力」です。

「②社会力」とは、身につけた専門力を発揮する力のことです。
一般的にいう「練習しただけではNO」とか「力はあるのに力がない」などのことです。
ある意味、「社会で求める力」のことです。

細かくいいますと
・「環境に左右られない力」
・「感情に左右されない力」
・「常識に左右されない力」
そして
・「自分らしさを発揮する力」
です。

基本的に「社会力」は、「今するべきことが良い状態(fine状態)で行えている力」のことです。
では、大まかではありますが解説していきます。

・「環境に左右られない力」
 =環境(「時間」「場所」「人や相手」「状況」)が変わっても関係なく自分の持っ
 ている力を発揮できる力のことです。
 一般的にいう「調子が良い」「調子が悪い」という波のない選手が持ち合わせている 
 力のことです。
 自己のするべきこと出来ていない環境要因を把握しておく必要があります。

・「感情に左右されない力」
 =自己のパフォーマンスを発揮させるためには、自己の情動が安定していることが求
 められます。一般的にいう「冷静に」です。競技によっては「アドレナリンがマック
 ス状態」が求められますが、大半の競技スポーツは感情の起伏がない方がパフォーマ
 ンスは安定しています。
 まずは、自分の感情を乱す要因を把握しておく必要があります。

・「常識に左右されない力」
 =一般的にいう「社会の常識」に捉われてしまい行動に規制かけている人がいます。
 自分の行動は自分で決めてください。その判断も自分で行なってください。どこか社
 会のせいにして、自分の意見や行動を悪い意味で制限をかけている人がいます。
 そして「自主性を重んじる」という言葉もあります。さてどっちでしょうか?
 まず、「社会の常識」は人によって違うので、自分の知識経験を信じて発言・行動す
 ることをお勧めします。「社会の常識は、私にとって非常識」と認知するところかは
 始めてください。

では次に
・「自分らしさを発揮する力」について解説します。
=「自分らしさ」のことを「Life item」と呼んでいます。
 あの人は「真面目だよね」「勇気があるよね」「親切だよね」「元気だよね」的なこ
 とです。一般的にいう「その人を表現する言葉」のことです。
 自分が描く未来の選手が身につけている「らしさ=アイテム」を取得するのもパフォ
 ーマンス発揮には不可欠な要因です。

最後に「運力」です。
「運力」と聞くとスピリチュアル的なイメージがありますが、しかし、私たちのパフォーマンスに影響してくるコントロールできない力がある事はわかっています。
言わば「偶然か、必然か」的な話です。

しかし、私たちの脳内には、自己のパフォーマンスに影響するイメージ像を持ち合わせているのも事実です。
 例えば、タイガーウッズの話です。
2005年タイガーウッズはジョン・デーリーと優勝を争っていました。
18番ホールが終わった段階で同スコア!
先にタイガーがパットをきめ、デーリーがパットを決めたら次のホールへ勝負が持ち越される場面です。
この時、あなたがタイガーウッズなら何を願いますか?
おそらく「外せ!外せば優勝だ、外してくれ」と考えるのではないでしょうか?
しかし、タイガーウッズは「良いパフォーマンスをしてくれ」と本気で願ったそうです。
なぜか?
「相手が外すことで優勝できる」と考えることは、「外してくれないと自分は勝てない」と自分に言っていることになるからです。弱い人・負ける人の描くイメージです。
教唆ではなく、弱者の発想です。

そして、自分が逆の立場になった時に、「その外すイメージ」が頭の中をよぎるからです。人間は描いたイメージから、絶対に逃げられないことをタイガーウッズは知っていたのです。

また、これは無意識に自分は相手と同じか下であると自己暗示をかけてしまうことになっているのです。

このことを「ミラーイメージの法則」といいます。
人間は、このミラーイメージの法則」に則っとてパフォーマンスを発揮しています。

日常のパフォーマンスは「偶然なのか、必然なのか」の答えは自分の中にあるということです。
結果は自分が作り上げたものです。状況を含む、その環境をも自分で操作(作話)してしまうのが、「その選手の力」なのです。

更に、このパフォーマンスを引き上げる力が「フォワードの法則」です。
この力を世界で一番知っているのが「大谷選手」です。
与えることのより、得られる力があることを大谷選手は知っています。

「利己」ではなく「利他」です。

皆さんも、自分らしさを発揮するための力を身につけてみませんか?

では、参加者のコメントをご覧ください。

・今まで森先生からたくさん聞いてきた話でしたが、やはり今回も感じ方が違いました。今回はどちらかというと、腑に落ちるという感覚が大きかったです。今学んでいることは99.9%に反する生き方をしているのかな、と感じました。「それがホモサピエンス」と言っても、森先生はホモサピエンスなのでしょうか。今学んでいることが無意識になれば、それはホモサピエンスではない新しい生き物なのではないかと1人でにやりとしていました。しかし、終わって振り返ってみると、99.9%の遺伝子のうち、知っているのはほんのわずかでまだ60%にも満たないのかな、とも感じました。ホモサピエンスを知らない私は、ホモサピエンスと呼べるのか、みたいな答えの出ない問いが出てきました。頭が疲れた感じがしましたが、最高に楽しい時間でした。ありがとうございました。

 

・自分の思考をwrongからdifferentへ変ようと思いました。行動が先でそこでの気付きをやる気に変えることが順番です。選手にもまずはやってみると伝えたいです。自分という仲間をつくり使い分けることは実践したいと思います。お話の中で、生徒は、学校→学年→組→クラブの順番です。私自身も保護者なので忘れないでおこうとおもいました。

 

・今回のセミナーはまさに今私が意識をしているテーマです。部活動で身につけてさせたい力の中に②社会力③運力があります。特に②社会力は、身につけた力を発揮するために必要だと日々実感しています。では、どうやって社会力を育てるか?それは、先日のセミナー後に話させて頂いたように、self1を育てることが必要不可欠であると考えています。そのためには、自分の地雷を分かっていないとself2は勝手に発動してしまう。生徒、選手に伝える前に先ずは自分が、Fineな状態で日々生徒・選手の前に居ることが自分がするべき行動だと認識しています。また、マネージャーに自分がどんな時に、声を荒立てているのかなど、身近な人に協力をして貰い、より自分のself1を自分で育てて行こうと考えています。

 

・私自身の中には、今回のセッションからいくつかの言葉を頂きました。また、天翼さんの日誌からも「社会力」・「運力」の実践例がビシバシ見て取れました。 1、「ベクトルを自分の方向に向ける。」=使っていきたい。2,「闘争」・「逃走」する自分を認める。→自分を認める人ほど伸びる。3,“昔の自分”を捨て“今の自分”をつくるのではなく“昔の自分”を認め、そこから“新しい自分”を作っていく。(天翼さんの日誌)=OUT・PUTしたい。4,「社会力」・「運力」を選手や自分自身に日々の練習の中で「観察」しながら、自分自身も「ワクワク」・「感謝する力」・「応援する力」を維持しながら身につけさせたいと強く「気づき」ました。

 

・「生活力の特性」のところで、自分に置き換えたときに、なるほどなと思いました。以前から、自分は「固定観念」「思い込み」の激しい人間だと感じていましたが、自分軸のずれや、今までの生活が依存だらけだったことに気づかされました。では、どうすれば改善できるのか…ずっと考えていたが、解決策が浮かばず…ただ、現在取り組んでいることは、一日の終わり、寝る前に日記を書き一日を振り返っています。また、朝起きて、マインドフルネスをし、今日一日のやるべきことを書き出しています。最近のテーマは「気づく」「気を付ける」です。継続することで何か生まれてくる気がしています。

 それから、現在、業務に追われている日々を送っていましたが、◯◯a、◯◯b~をつくっていこうと思いました。ヒントをいただきました。これは、スイッチの切り替えをするという解釈で良かったのでしょうか。

 また、マインドフルネスをすること=脳のリセットと深く関連性があるという理解でよろしいでしょうか。

 最後に、ある監督さんの選手に向けての言葉「メンタルが弱いから、メンタルを鍛えてこい!」という言葉ですが、以前の私なら何の違和感もなく受け入れていたと思いますが、今聞くと違和感だらけでした。少しは自分の成長を認めようと思います。

 感情に左右されない。という点は指導者である大人でも難しい場面が多くあり、それを選手に伝えるのは改めて難しいと感じました。森先生のセッションを聞いていていつも思う「常識」に捕らわれていた感覚になりました。何を持って「常識」「あたり前」だと思っていたのか、自分でも気付かない間に選手にもバイアスをかけていた気がします。

 

・以前の自分は、いろいろな事に逃げて生活してきたと思います。それでいいと思っていました。しかし、逃げている自分を認めて次に踏み出せていると思っています。選手にも自分と同じ考えの子はいると思うので、変われた自分を話してあげたいと思いました。また社会力を身につけることは、選手も指導者も大事なことだと思います。感情をコントロールしてブレない自分を確立し、自分も選手もチームも成長させたいと思います。運力、非常に興味深かったです。やはり、自分の行いが自分に帰って来るのだと。面白いです。

 

・『社会力』=身につけた力を発揮する力。3つに分けられ①環境に左右されない力②感情に左右されない力③常識に左右されない力からなる。今までの自分を振り返った時に(特に指導者としてはじめのころ)選手に感情の部分を求めていた自分がいたような気がする。もっと『熱く』とか『厳しく』とか『悔しくないのか』とか非常に抽象的で恐ろしいなと感じた。社会力は身につけた力を発揮する力であり、淡々とどんな状況でもやるべきことをやるだけということに対して更に理解が深まった。運力に関してはパフォーマンスに影響するコントロールできない力の部分でここは昨年のチームに伝えていた部分が所々表れて、また点と点が繋がっていくような感覚になった。ミラーイメージの法則、利他の心、フォワードの法則としっかり言葉にしてみるとより自分の起こすべき行動がハッキリと見えてくる。

 

・感情に左右されない。という点は指導者である大人でも難しい場面が多くあり、それを選手に伝えるのは改めて難しいと感じました。森先生のセッションを聞いていていつも思う「常識」に捕らわれていた感覚になりました。何を持って「常識」「あたり前」だと思っていたのか、自分でも気付かない間に選手にもバイアスをかけていた気がします。

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