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まとめ”未来から来る時間を活かせる組織づくりを!”

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指導者向けスポーツコーチング:今、部活動を考える・・・12 子供たちのための”未来から来る時間を活かせる組織づくりを!”

指導者向けスポーツコーチング:今、部活動を考える・・・12 子供たちのための”未来から来る時間を活かせる組織づくりを!”

2022/09/29

シリーズ:指導者向けスポーツコーチング ”今、部活動を考える”

まとめ 子供たちのための”未来から来る時間を活かせる組織づくりを!”

 

これまで中学校・高等学校・大学の教職員、そして部活動の顧問として35年間、学校現場・職員仲間・保護者・地域・競技団体・公的機関等に携わりながら、多くのことを見聞きして参りました。

その中で、学校現場のことを“閉ざされた環境”などと揶揄されることもありました。正直、「言われても仕方ないな〜」という場面もあったかと思います。しかし、だからこそ子供たちのことを守れていたのだとも思っています。

これからは、働き改革に拍車がかかり、これまで以上にオープン化され、情報が共有されることに不安を感じます。そして、現段階において、学校の、地域の、保護者の、地域の、その準備が整っていないのも懸念材料の一つです。結局は、全て子供たちや生徒が背負い込むことになるからです。

 

今回のシリーズは、こと“部活動”にフォーカスして話を進めて参りました。

今後“学校現場から地域へ”の加速が増してくると思われます。と同時に「問題&解決」の連続になることが目に見えています。その理由として、解決場所も「学校から各地域(社会)へ」に移行してくるからです。

問題に対して絡む人が多くなると問題も大きくなります。そして対応する人が不慣れだとさらに膨れ上がってきます。となると、そこにはリーダーの舵取りも重要になってくるはずです。

 

対応も、目の前の準備だけでなく、未来の準備を怠ると、雪だるま式に問題が膨れ上がっていきます。そうなると、今まで触れることのなかった情報も問題・課題として社会に出てくるでしょう。

その時に矢面に立つのは誰になるのかも危惧するところです。

 

今まで通りの「反省」そして「課題解決」のサイクルという「未来時間」を無視した取り組みでは、今そこで活動している子供や生徒たちに満足いく環境を提供できないのではないかと危惧するところです。

今後、大人が組織を守るための話し合いではなく、子供も守るための話し合いになることを望みます。そのために多くの人の意見(利他的)を尊重する組織づくりが必要だと考えます。

 

下記は、「崔子玉」の座右の銘です。1800年前の後漢の人です。

人は欲を持つことで自分を殺し、
財産を残すことで子孫を殺す。
政治を間違うと民を殺し、
学問教育を間違うと天下を殺す。

 

悪い意味での歴史が繰り返すことのないよう大人が理念を示すことが大事ではないでしょうか。

”未来から来る時間を活かせる組織づくり”を切望します。

出なければ、お決まりの「無駄な時間」を過ごすことになりかねません。

 

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