人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・“脳のプログラムを書き換えよう”①
2022/10/01
人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・“脳のプログラムを書き換えよう”①
私たち人間は、自分の意思で判断・行動していると思っています。しかし、95%近くは脳に書き込まれたプログラムによって決められていのです。とは、言っても明確に記載されたものではないので、取り出して書き換えるという話ではありません。もしできるのであれば、それはロボット、もしくはアンドロイドの世界になってきます。
今回より、自己実現に向けてのどうやって自分の脳とうまく付き合っていけば良いのかを紹介していきたいと思います。
「えっ〜、そんなこと本当にできるの?」「めんどうくさいな〜」と思った人、それがあなたの脳に書き込まれているプログラム反応なのです。所謂、あなたの思考です。
私たち人間は、先天性、もしくは後天性の記憶をベースに無意識のうちに物事を処理していきます。もちろん、ベースの記憶は人によって違いますので、処理された反応も人によって様々です。それは、思考も情動(感情)も同じです。
今シリーズは、その記憶、それも後天的な記憶を書き換えていきましょうという考え方になります。
では、始めていきます。
脳の機能を一から説明することは不可能ですので、必要な部位や名称・機能を適宜解説していきたいお思います。
今回は「RAS」です。
RASとは「Reticular Activating System」の略で、日本語では「網様体賦活系」という。
脳の機能の一つです。
RASは哺乳類の脳幹にある毛様体という神経の集まりで、生命活動の維持のために働いている場所のことをいいます。このRASがないと私たち人間は、「息もできない」「誰も起きたりもできない」「心臓も動かない」というわけで、脳の中の活動が生命活動におけるコントロールセンターみたいなイメージだと思っていただけば良いかと思います。このRASの存在自体が証明されたのも1949年と歴史的に浅いものとなります。
私たちの身の回りには普段からたくさんの情報があふれています。そんな大量の情報のうちのは毎秒400億ビットという大量の情報処理をしているといわれています。でも実際に意識的に処理をされている情報というのは、わずか2000ビットしか処理されていないというのです。
ということは、日常生活において脳に入る情報の内99.9%は廃棄されるということになります。それは大量の情報を全て保管していたら脳がパンクしてしまうからです。そうやって情報が自然と仕分けされているのはRASのおかげなのです。
RASは大事な情報だけを拾い上げるフィルターの役割を担ってくれているのです。
例えば、自分の好きなタレントさんが出ているテレビC Mには反応するけど、興味ないタレントさんのC Mには反応しないと思います。これRASの仕業なのです。
このRASという機能には、不要な情報を遮断するという働きのほかに、たくさんの情報の中から自分にとって重要な情報を探し出すという働きがあります。脳はとても合理的につくられており、インプットした情報を効率よく処理するようにできており、興味・関心ないことには脳は反応せず、無意識に情報をスルーしてくれています。それは全ての情報を受け取り処理してしまうと、脳に膨大な負担がかかってしまうことを知っているからです。
このRASをうまく活用できた人ほど自己実現に近づけるということになります。そして今まで無意識だった領域に一歩踏み入れることにより、さらなる自己の飛躍が見込めるということなのです。
人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・“脳のプログラムを書き換えよう”②へ続く(未定)
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