人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・夢を実現させる人とさせられない人の違い「”コンフォートゾーン”を知る」
2022/10/21
人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・夢を実現させる人とさせられない人の違い「”コンフォートゾーン”を知る」
これまでに「成長したい」「上手くなりたい」「達成したい」「変わりたい」という言葉を見聞きしましたし、逆にそういう思いを持った人とも多く接してきました。しかし、その思いを現実なものした人はどのくらいいるのだろうかと、やはり考えてしまいます。
一般的に、実現できなかったことを「夢破れて」「夢をあきらめて」「夢を投げ出して」などの言葉で表現することがあります。
今回、夢を実現できた人とできなかった人の違いはどこにあるのだろうかを探っていきたいと思います。
人間は誰しもが欲を持ち、夢を抱きながら生きているかと思います。もちろん自然なことです。しかし、欲とは裏腹に「生き抜く」という本能が、ある意味邪魔をしていることがあります。「本当は・・・したかったのだが、・・・だったからやめることにした」というケースです。多くの人は「本当は」という言葉を使います。「達成したいという思いが本当」なのか、「達成をあきらめたことが本当」なのか・・・、さてどちらでしょうか。
結論、本気で達成させたいと描いた人は、思う前に動いています。よって、思う時点で、達成できない自分がそこに存在していることになります。
実際は、思いと行動にずれが生じていることを感じているので、無理して“苦労”や“頑張る”“努力”という言葉を使って自己を鼓舞させているが現実なのです。
人間は生きるために生きているので、しなくていいことをする必要性を感じていません。例えば、遅刻をする人はやはり遅刻をするし、忘れ物をする人はやはり忘れ物をするし、当人はわかってはいるというけれど、変わらないのはそういうことなのです。遅刻しても、忘れものをしても生きている以上、自分にとって「マイナス」ではないことを知っているのです。このような人は、遅刻も忘れ物も自分が生きる上で必要ないと感じているのです。
そして、日常生活においても自己を変化させることが容易でないのに、自己の欲である「夢実現」について、かなりの厄介者だと私たちは無意識に感じているのです。
では、達成している人たちと何が違うのかを解説していきたいと思います。
私たち人間は、知らず知らずのうちに自分にとって都合の良い環境を築こうとする習性があります。
この自分にとって居心地の良い場所のことを “コンフォートゾーン”と称しています。心理学の世界では、ストレスや不安がなく、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所のことを指します。ブレネー・ブラウン氏(ソーシャルワーク研究家)は、「私たちの不安、欠乏、および心の傷つきが最小限に抑えられている場合。もしくは、私たちが十分な愛、食べ物、能力、時間、賞賛を得ることができると信じられる場所。そういったものが整えられている場所の事である」と説明しています。
私たち人間は、自分にとって生活しやすい環境を構築する術を、無意識のうちにフル活動させているのです。しかし、これは心理上の問題だけではないかと思われるかたもいらっしゃるかと思いますが、人間という生き物は身体的な危機(怪我)と精神的な危機(不安)を共に命に関わる重要な案件だとプログラムに書き込んでいるのです。
“コンフォートゾーン”とは命を維持するための普遍的なものとお考えください。しかしこの考え方では、変化可能な脳機能に制限を加えることになっていることも知っていてほしいと思います。
これまで無理なく、無難に生きてきた人は、ここぞという時にどうしても力を発揮することができません。この達成させることができない人の多くは、過去思考での生活に慣れすぎていることがあげられます。過去思考とは、現状のみを大事にする生き方のことです。とは言っても、今を大事にする生き方を否定しているのではありません。夢や目標を抱いて生活していくためには、この過去思考では夢実現が難しいという話です。
やはり自己の夢や目標を達成させるためには、思考も未来に向けものに変化させる必要があります。この考え方が“未来思考”ということになります。この“未来思考”こそが、夢実現に向けたセルフアクション(行動・生活)の源なのです。
そして、この“未来思考にふさわしいコンフォートゾーン”を新たに構築させていくのです。過去思考のままのコンフォートゾーンでは、ストレスを感じた生活を強いられますが、未来思考におけるコンフォートゾーンが定着すれば、今までのコンフォートゾーンを居心地悪く感じるようになり、自然(無意識)と新たなコンフォートゾーンを求め始めワクワクした生活が送れるようになってきます。自然と、より居心地の良い状態に仕上げていくのです。
この脳機能をうまく活用できるようになるためにはトレーニング必要になってきます。当然、このトレーニング実施中は「ワクワク・ドキドキ」を感じられるようになりますが、それは“記憶と思考の仕組み”を理解した上での話になります。
人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・夢を実現させる人とさせられない人の違い「”コンフォートゾーン”を知る」 終わり
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