シリーズ①:コーチングが効かない理由、それは“脳”を見ていないから。
2025/10/09
シリーズ:コーチングの意味と意義
①コーチングが効かない理由、それは“脳”を見ていないから。
はじめに:コーチングが“効かない”瞬間
「セッションでは前向きになったのに、現場ではすぐ元通り」
「わかっているのに、できない」
「行動目標を立てても、三日坊主で終わる」
こうした現象を、あなたも目にしたことがあるのではないでしょうか。
多くのコーチが真摯にクライアントと向き合っているにもかかわらず、
「変化が定着しない」という壁にぶつかります。
しかし、それはコーチングのスキル不足ではありません。
原因は、脳を見ていないこと。
「意識」を変えようとしても、“脳”は変わっていない
人間の行動は、意識よりも無意識下の脳活動によって決まります。
たとえば、
「自信を持ちたい」「もっと挑戦したい」と口では言っても、
脳の中では扁桃体(恐れ・不安)が先に反応している。
このとき、前頭前野(理性脳)が「挑戦した方がいい」と判断しても、
扁桃体が「危険だ」と感じた瞬間、身体はブレーキを踏んでしまいます。
つまり、コーチングで“意識”を変えても、脳が“危険”と判断している限り、人は動けないのです。
コーチングが効かないのは、脳の順番を無視しているから
多くのコーチングが見落としがちなのは、
人の脳には「行動するまでの順番」があるという事実です。
①扁桃体(感情脳)が安全を感じる
②前頭前野(思考脳)が考える
③基底核(行動脳)が動き出す
ところが、一般的なコーチングは②の「思考」から入ろうとします。
つまり、“考えさせようとする”前に、“安心させる”プロセスが抜けているのです。
扁桃体が不安を感じている状態では、前頭前野の働きが抑制され、
冷静に考える力・整理する力・言語化する力が低下します。
その結果、
・「わかっているけどできない」
・「言葉では納得しても行動が続かない」
という現象が起こるのです。
マインドコーチは“脳の順番”から整える
マインドコーチが行うのは、クライアントの脳を「安心→思考→行動」の順番で整えること」です。
そのために必要なのは、スキルではなく“在り方”です。
マインドコーチは次のような関わり方を意識します。
- 表情・声のトーン・沈黙で安心を生み出す(扁桃体を鎮める)
- 観察と共感で自己理解を促す(前頭前野を活性化)
- 小さな成功体験を重ねる設計をする(報酬系を刺激し、行動を強化)
このプロセスにより、クライアントは“無意識の抵抗”を超え、
自分の脳を自分で動かす力=セルフマインドマネジメントを獲得します。
「効かせるコーチング」は、脳を理解しているコーチから生まれる
言葉ではなく、脳が変わらなければ人は変わりません。
「意識を変える」のではなく、
「脳の状態を変える」ことで、行動が自然に変わっていく。
これが、脳機能学が示す“人が本当に変わるプロセス”です。
マインドコーチは、クライアントの外側を変えようとはしません。
むしろ、内側の脳の環境を整えることで、
行動・感情・言葉が自然に変化していくプロセスを支えます。
おわりに:コーチングの未来は“脳”とともにある
これからの時代、
「質問力のあるコーチ」よりも、
「脳のメカニズムを理解しているコーチ」が求められます。
なぜなら、AIが質問を代行できる時代において、
人間にしかできないのは“心と脳を整える関わり”だからです。
コーチングが効かないのは、クライアントのせいではない。
“脳を見ていない”だけなのだ。
そしてそれを見えるようにするのが、マインドコーチの役割です。
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