第8回オンラインコーチングパワーアップ講座報告
2023/06/25
第8回オンラインコーチングパワーアップ講座報告
6月22日(木)に第8回オンラインコーチングパワーアップ講座を行いました。
本日は前回の続き、「メタ思考③」になります。
内容は
①前回までの振り返り
②マインドフルネス瞑想について
・瞑想の歴史と効果
・瞑想の科学的根拠(脳機能)
③ファスト&スロー(上)について
・ファスト思考→「システム1」→「直感的思考」
・スロー思考→「システム2」→「論理的思考」
・システム1の欠点について
ア 確証バイアス
イ ハロー効果について
ウ プロスペクト理論
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<解説>
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◉ファスト思考(System1)
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ファスト思考、またはシステム1は、私たちが日常的に行っている自動的で素早い思考プロセスを指します。ファスト思考は、感覚や経験に基づいて判断を下し、直感的な結論に至る傾向があります。例えば、簡単な計算や日常的な決定、顔の識別など、瞬時に行われる思考プロセスがファスト思考に該当します。ファスト思考は効率的であり、私たちの日常生活での多くの判断に役立っています。
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◉スロー思考(System2)
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スロー思考、またはシステム2は、より深く考え、複雑な問題を解決するために必要なより努力を伴う思考プロセスを指します。スロー思考は、論理的な分析や注意深い判断、問題解決に関わるプロセスに関与します。例えば、数学の問題を解く、新しい概念を学ぶ、重要な意思決定をする場合など、より集中力を必要とする思考プロセスがスロー思考に該当します。スロー思考は時間と努力を要するものですが、より正確な結論や洞察を得ることができます。
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システム1とシステム2は、私たちの思考プロセスを理解するためのモデルとして役立ちます。ファスト思考は素早く反応する能力を持ち、スロー思考はより深い理解や解決策の探求に関与します。私たちは日常的に両方の思考システムを使用し、状況や要求に応じて適切な思考プロセスを選択します。
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◉確証バイアスConfirmation Bias)
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確証バイアスとは、私たちが自分の意見や考え方を支持する情報にばかり注意を向け、それに反する情報を見落としてしまうことです。例えば、お菓子が好きな人が「お菓子は体に良い」と思っている場合、体に悪いという情報を無視してしまうことがあります。だから、私たちは自分の意見だけでなく、違う意見や情報も受け入れることが大切です。
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◉ハロー効果(Halo Effect):
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ハロー効果とは、最初に良い印象を持った人や物について、他の面でも自動的に良い印象を持ってしまうことです。例えば、新しい友達が優しい性格だと思っていると、その友達が悪いことをしても許してしまうことがあります。だから、初めの印象だけでなく、人や物事をじっくり見て評価することが大切です。
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◉プロスペクト理論 (Prospect Theory):
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プロスペクト理論とは、人々がリスクや報酬を評価する方法のことです。人々は、失うことへの感じ方と得ることへの感じ方が違うんです。例えば、お菓子をもらうことに対しての喜びよりも、お菓子を失うことに対する悲しみの方が大きいです。だから、リスクを避けるためにも、大事なものを失わないように注意することが大切です。
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<受講者のFBコメント(一部抜粋)>
・今回のセッションでは、人間と人の捉え方から入っていき固定観念など自分をコントロールすることの難しさを改めて学びました。 自分をコントロールする方法として、今回はマインドフルネスのお話がありましたが、音での集中はとても勉強になりました。 試してみようと思います。 また、人間の脳の消費エネルギーについて知って教員も働き方として有効に休憩を使えるといいよなと試してみます。再起動をすることでいろんなことをリセットして取り組めると効率も上がると思うので楽しみです。
・今回のセミナーで感じたことは、日々の生活で本当に意識して生活、指導してるかということでした。マインドフルネスの話で、「ただなんとなく」という言葉が自分に刺さりました。意識、集中のやり方が分からないのに、「集中しろ」とか「意識しろ」とか恥ずかしいです。意識していたつもりが、自分に対して、「本当に意識してたか」と自問自答でした。人生で1番大切なのは「今」という言葉がわかった気がするセミナーでした。1日の捉え方が変わるセミナーでした。ありがとうございます。
・ティーチングからコーチングへの移行が難しい。 教育実習生の指導員として3週間過ごし、最後のアドバイスで生徒への教え方、伝え方の難しさを痛感したと思うとコメントしましたが×でした。 思い→言葉→「考えさせる」「引き出させる」 そのためには、言葉かけが難しい。 現在、新チームになり更衣室前の整理整頓、トイレ掃除の徹底、が甘いと感じている。 それを、生徒にどのように伝えようか考え中です。答えではなく、生徒が自ら動けるようにするためには…簡単なことですが、難しいです(^^;)
・セミナーを受けた後、思い出したことがあります。5,6年前に友人から、瞑想、座禅は良いと思うから、やってみたらと言われたことがありました。座禅はなかなか厳しいと思い、瞑想は直ぐに取り入れてみました。が、生徒任せになり、やらなくなりました。この時に、自分で興味を持ち、調べたりして、瞑想することの意味や、必要性を理解し、生徒に考えさせることができていたら!と思いました。良い情報を与えられても、それを実践する力がなければ、未来には何も残らないと思いました。また、ファスト思考にも、興味が湧きました。今までの自分の指導の中にも成功した事例や、失敗した事例が浮かびました。 それから、脳の働きについても非常に興味があります。次回も楽しみです。
・アンコンシャスバイアス=無意識の偏見 ものの見方、捉え方をいつも通りから変えていく、気付く。 瞑想することで脳を再起動すること。DMN(アイドリングのような状態・エネルギーの無駄使い)を制御する役割。 瞑想習慣による効果→問題解決に必要な創造性が高まる。 練習前や試合前に瞑想し、呼吸を整えて試合に入ることへすごく関心が高まった。 瞑想=自分を(脳)コントロールする。
・練習試合をもとに練習メニューを選手が作ってきましたが、自分の思いとは違うテーマのメニューでした。選手に対しいろいろ言いたかったですが、選手の思いを尊重しました。落ち着いて考えると、自分たちなりに問題発見力を生かしているのだと思いました。またマインドフルネスについて聞くことができ、チームにも自分にも習慣にしたいと思いました。今回もいろいろな知識を知ることができ、とても充実した時間でした。
・あなたは人間ですか?ひとですか?の問いが1番脳裏に残っています。 時間ギリギリになるのが人間、じゃぁどうするか?とプランニングする。
①自分のするべきことが見えているか?
②あとは計画を組み入れるだけ。
計画した通り、自分を動かすのが、セルフコントロール。
自分が計画するのに決めてしないのが、人間。 →人になりましょう。
先ずは決めることから始める。 決める🟰つくる 毎日新しい自分づくりを楽しみます。
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