fineであるために④「形容詞の使い方」
2022/12/27
fineであるために④「形容詞の使い方」
「美しい花」「おもしろい漫画」のように、その性質や状態などをより詳しく説明し、「い」で終わるという特徴を持っているのが形容詞です。
形容詞の一例としては、以下のようなものがあります。
美しい、きれい、明るい、賢い、虚しい、怖い、痛い、悲しい、美味しい、優しい、醜い、悔しい、可愛い、大きい、長い、若い、赤い、深い、遠い、暗い、薄い、古い、太い、新しい、などなど。
また、形容詞の用法は、大きく3つです。
- (1)名詞を修飾する(2)主語の性質を言う(3)動詞を修飾する
であります。
皆さんも日常使用している馴染みのある言葉なので、今更だと思っていることだと思います。
しかし、この形容詞を何となく使用していると脳内が負のイメージに支配されてしまい、パフォーマンス発揮に大きな制限を加えてしまっているのです。それでは、せっかくトレーニングを積んできたとしても、いざ発揮する場面において最高のパフォーマンスが披露できない状態を自ら作っていることになります。
では、どのように形容詞と付き合っていくのかを解説していきたいと思います。
ここで注目したいのは、辛い、寒い、キツイなど、自分の行動に負のイメージ(情動)を含んだ形容詞を使用しないという事です。
負のイメージをまとった形容詞を使用すると、気づかないうちに行動全体の質が低下してしまいます。知らず知らずのうちに脳がブレーキをかけてしまっているのです。
例えば、「トレーニングするのが辛い」「走るのがキツイ」「寒いからやりたくない」など、
目的を持って取り組んでいる行為が完全に無駄になるとはいいませんが、期待する成果は得られません。
時間をかけ、せっかくやっているのに、もったいないです。
やはり、トレーニングをしている自己の状態が良くなければ、良い状態での消化(理解)がなされず、その結果、満足いくパフォーマンスが披露できないという事になります。
例えば、熱が40度を超え、胃腸が弱っている人が高級肉を食したとしても、あまり効果がないことは、皆さんもわかりますよね。
自分がfineでなければ、fineなパフォーマンスを生み出すことはできません。
状況などの環境によって流されているようでは、良いパフォーマンス披露は叶わないでしょう。
では、どうするのか?
- ①負のイメージの言葉を自ら使用しない。
- ②外部から得た情報は変換する。
です。
いづれにしても、自己の行動に負の主観を乗せた形容詞を使用しないということです。
基本的に「するべきことをする」だけなのですが、そこに辛い、キツイ、汚いなどの負の形容詞を加えないということです。やっている行為に「−(マイナス)」を紐づけていることになります。当然、望む結果を得ることができないでしょう。
とはいえ、この該当する形容詞を悪気もなる普段使いしているものです。
もし、そのような場面に出くわしたのなら、例えば、「寒い」を「気温が低い」などと客観的な言葉に変化させて下さい。
「気温が低い」と言いづらい人は「今日は冷えるね」「風が冷たいね」まではO Kです。この表現だと、身体的には現状を感じていますが、心情(情動)までは揺さぶっていない状態なので大丈夫です。
例:「この仕事はきついな〜」→「この仕事は時間がかかりますね」「体力を使いますね」
例:「この練習辛いな〜」→「筋肉を使っているな〜」「心拍数を高めているな〜」
例:「今日は暑いね〜」→「気温が高いね〜」「湿度が高いね〜」「日差しが強いね〜」
などなど。
しかし、難しいのが、人間の場合です。
例:「あの人嫌い」「あの人嫌だよね」→「そんな人もいる」と、一貫してスルーして下さい。
(対人間に関しては、別の機会に書き起こしたいと思います。)
以上のように、身の周りに起こっている状況に振り回せないようにすること、そして他人の発言に巻き込まれないよう変換して使用して下さい。
結果が出た後に、「こんなはずではなかった」などと、ぼやいても後の祭りです。
コントロール出来るのは、自分自身の言葉だけです。
自分がfineであるために!
fine lab.代表 森 億
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