人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・“エフィカシー”を知る③
2022/10/11
人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・“エフィカシー”を知る③
1 エフィカシーの3つのタイプ
- ①自己統制的エフィカシー
- ②社会的エフィカシー
- ③学業的エフィカシー
①自己統制的エフィカシー
自己統制的エフィカシーは、「自身の能力をどのくらい自覚しているか」「何かを遂行しようとする状況において、自分ならできると思うかどうか」を意味します。
簡単にいうと「自分ならできるはず」という気持ちであり、自己効力感の中でも最もスタンダードなタイプとして捉えられています。それは、自分の行動を制御・解放するためのエフィカシーであり、身につけていなけらばいつまでも自分の殻を破ることはできないことになります。
自己をステップアップさせるためには、自分の行動を制御しながら、または開放させながらの場面に出くわすことが必ずあるかと思います。このような時に、この自己統制的エフィカシーが役立つといわれています。
そして、自己統制的自己効力感を持ち合わせる人は、自分の能力を正しく把握しているために課題や物事に対して、すばやく判断することが可能です。そして、日常的にも発揮されるこの自己効力感を持ち合わせているからこそ、自信を持ち行動することができるということなのです。
② 社会的自己効力感
社会的エフィカシーとは、「対人関係における自己効力感」になります。
「自分が社会の中で上手く対人関係を築いているか」という自己評価になります。
簡単にいうと「自分ならみんなと仲良くなれるはず」という思いが持てるということです。
社会的エフィカシーがある人は、コミュニケーション能力や関係を構築する力に対する自己評価が高く、自信を持って人と接することができます。そして、円滑な人間関係をつくる力を持ち、ビジネスや生活など様々なシーンで発揮できるということです。
社会的エフィカシーにおいては、社会的との繋がりを通して「自己効力感」を高めていくことが重要になってきます。また、乳児期から児童期といった社会性がもっとも発達する時期に育まれるといわれており、大人になってからも持続するといわれています。そして、両親や親戚関係、兄弟姉妹や友人、それから近所づきあいなどといった人との関係性においても社会的自己効力感が育まれ、自然と他者と共感しあい、そして寄り添うことができるようになってきます。結果、人間関係に恵まれて周囲とトラブルを起こすことなく社会の中で立ちまわることができるようになるのです。
③ 学業エフィカシー
学業的エフィカシーとは、簡単にいうと「学べば理解できるはず」といった気持ちになります。
学業的エフィカシーがあると、社会に出てからも常に新しいことを学んだり、身の回りのスケジュール管理をしたりするとき役立つといわれています。そして、この学業的自己効力感は、勉強の成果によって育まれるといわれており、学業において目立った成果を残した人ほど、この感覚は強まる傾向があるようです。
しかし残念なことは、この成長段階において「自分には無理だ」「自分にできない」と考え込む癖がついてしまうと、自ずと自己効力感を下げてしまいます。避けるためにも高い自己効力感を持っている人と多くの時間を費やすことが大切になってきます。
周りの声かけや関わり方(評価の仕方)も影響を与えるということです。何気ない言葉書けが当人の自己効力感を下げてしまい、その下がったまま家庭生活・学校生活・社会生活を送らせることは是隊に避けたいものです。
人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・“エフィカシー”を知る③ 終わり
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