人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・“脳のプログラムを書き換えよう”②
2022/10/03
人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・“脳のプログラムを書き換えよう”②
では今回は、脳内プログラムを書き換え方(3つ)を紹介したします。
- ①「興味の文字化」
- ②「目標の具現化」
- ③「目標の視覚化」
まずは、①「興味の文字化」から解説していきます。
興味ある、もしくは興味のあったものを書き出します。必ず手書きです。行ってみたいところ、習ってみたいこと、食べてみたいもの、見てみたいもの、そしてやってみたいことなどをとにかく書いていきます。ノートでも、レポート用紙でもなんでも結構です、頭にあるものを全て手で書き、文字化してください。手書きは、脳機能的効果が見られることがわかっています。
その際の注意点としておくことは、「できるのか〜」とか「どうすれば叶うのかな〜」とか「どうすれば達成できるのか〜」などの過程を一切考えないことです。逆に全て叶えているイメージを持ち、楽しそうに微笑んでいる自分を大事することです。
そして、頭に浮かび上がってきたもの、浮かび上がってきたことを素直に文字化することが第一段階になります。
次に、②「目標の具現化」です。
夢や目標は明確に具現化させることが大事です。なんとなくではなく、細かいところまでくっきり、はっきり書くことです。その時の空気感や匂い、そして風の動きまでも書き切るよいでしょう。
「え〜、そんなも無理〜」と思ったあなた、これが「諦める」です。
“考える”ことをやめることを“諦める”といいます。
“諦め”は“行動”ではなく“思考”なのです
話を戻します。自分の夢や目標の頭にあるイメージ映像をout putするのです。
自分の頭にあるイメージ映像を文字化してください。その時に注意することは“より具体的に”書き切ることです。
そうすることでRASが働き出し、自動的にそのために必要な情報だけを脳がin putし始めます。これが「情報収集の自動化」です。つまり自己実現(目標達成)のためのプログラムが可動しているということになるのです。
その可動をより効率よく機能させるためには2つの注意点があります。
一つは「肯定的に書く」です。
例えば体重100kgの人がいたとして「10kg体重落とす」と書いてしまうと、100kgの自分のイメージの方が強くなってしまい、脳は100kgの自分を優先させてしまいます。この場合、「私は90 kg になる」と書くのです。これが脳機能をうまく活用した肯定的な書き方になります。そうすることにより、脳はより「90 kg の自分」大事にし始めます。そうすることで100kgの自分を過去の記憶として処分し始めるのです。
次は「期限を設ける」です。
期限を設けるとそれに間に合わせようと脳は働き始めるような仕組みを持っています。確実に期限を定めるということ、この期限というのは何ヶ月・何年先でもO K、そして何回設定し直しても問題ありません。とにかく準備に時間をかけすぎずに今すぐやるということが大切です。
「行動あるのみ」です。
行動すると、脳がその理由を探し始めます。その時脳は「90kg」を見つけ、それに見合う行動を探してくれます。そこに期限を書き入れるのです。
例えば、先ほどの減量も「202年2月3日までに私は90kgになる」と書くのです。
脳は、そのプログラム通りに活動し始めてくれます。それも意識下に行います。
最後に、③「目標の視覚化」です。
脳は、現実と非現実の区別は出来ません。
②「目標の具現化」で書いた文字を映像化のするのです。イラストでも良いし、映像でもいいし、とにかく画像化してください。イメージに近い写真や画像でも結構です。脳の仕組み上、文字よりも画像の方が記憶しやすく、より興味を示します。
例えば、文庫分→漫画→コミック→映画が良い例です。文庫本vs映画、どちらが観た人が多いかということです。当然、原先が素晴らしいから映画化されたのですが、vsの勝者は映画になります。
また、お化け屋敷や怖い映画イメージして思い出してほしいのですが、両者とも現実ではないフィクションです。そのことは誰もが知っています。では、なぜ“嘘”とわかっているのに体が反応し、汗をかいたり、鳥肌が立ったり、唇乾いたり、心臓バクバク動いたりします。これが、人間の脳は現実の創造を区別できないという仕組みを利用したものになります。これを「エンターテーメント」といい、より「リアル」をも求められがちです。時々、フィクションが行き過ぎてしまい、度が過ぎてしまうと公演が中止になることもあります。その注意勧告として、現在の映画にはR指定が導入されているのです。
この機能を利用しているのが「セルフイメージ」になります。
スポーツの世界では「メンタルトレーニング」として、イメージトレーニング(ビジュアライゼーション)を一つの手法として扱われています。このイメージトレーニングの効果は多くのスポーツ選手認められ、スキルトレーニング及びウエイトトレーニングと合わせて組み込まれています。しかし、「よくわからない」という意見が多く、着手に及び腰であるとは事実です。
ここで、トレーニングを積んでいる選手の例を紹介いたします。ゴルフ界のレジェンドジャックニクラスです。彼は「私は頭の中でくっきりと鮮明にショットをイメージできるまでは、練習の時でも決してショットを打たない」と言い切っています。まさにイメージの重要性を認識している選手の一人です。ゴルフのスキルだけでない価値を手に入れた効果の大きさを知った一人だと思われます。
では、どうやって日常の仕事に落とし込んでいくかということになります。
詳細をお知りになりたいこたは、ご連絡ください。
人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・“脳のプログラムを書き換えよう”② 終わり
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