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新「自己肯定感」を考える

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人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・”いま「自己肯定感」を考える”

人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・”いま「自己肯定感」を考える”

2022/09/11

人材育成シリーズ(コーチ・管理職)・・・”いま「自己肯定感」を考える”

 ネット上で自己肯定感を検索すると「自己肯定感を高めて幸せになる」とか「自己肯定感が低いあなたに」とか「自己肯定感を上げる方法」などを目にします。

 ちなみに、自己肯定感(じここうていかん)を辞書引きすると、「自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する」と記されてあります。簡単にまとめると自分の存在そのものを認める力(感覚)」なのです。

 その意味合いからも「自己肯定感」を高い、低いと捉えるのではなく、「自己肯定感」を持ち合わせているか否かが自然な捉え方だと考えます。

 端的に言いますと、「自己肯定感」とは、「自己のありのままを受け入れる力」、「自己を否定せずに今のままの自分全てを認める力」のことにあります。

 例えば「足が早い」「絵が上手い」「歌がうまい」「スポーツが得意」的なプラスイメージだけを評価するのではなく、「足が遅いのが自分」「絵が苦手な自分」「歌が苦手な自分」「スポーツが苦手な自分」と自己の持ち味として、否定せずに受け入れることが「自己肯定」なのです。どうしても周りの評価を気にする余理に「足が遅いとだめだ」とか「スポーツが下手だと恥ずかしい」と考えがちですが、一切関係ありません。誰にも迷惑をかけていませんし、得て不得手があるのは極々一般的な話しです。

 

 やはり、「自己否定」ではなく、「自己肯定」が本質的な考え方だということです。

 「自己否定感」が「自己肯定感」を上回る思考の方は、自己が臨戦状態ですので、常に周りに対して攻撃的な姿勢で対応していることになります。その時の脳内にはノルアドレナリンが放出されているので、同時にストレスを溜め込んでいる可能性があります。よって他の人以上に疲れていることになります。

 一般的にその状態の人のことを「心が乱れている」「心が歪んでいる」「捻くれている」などと捉えています。本人は無意識での活動・行動なので、自己がそんな状態にあることに気づいてはいません。ある意味、物語風に表現すると「裸の王様」に当たるかもしれません。

 

 そして、「自己肯定感」を語る上で、大切な言葉があります。

 それは「素直」です。

 「素直」を辞書引きすると、「ありのままで、飾り気のないさま」「心やだてが他に逆らわないで、おだやかなさま」「ひねくれたところのないさま」と記されています。

 一般的には「素直な行動」「素直に話を聞く」「素直な表現」などと、ある意味ファジーな使い方をされています。また、悪い言い回しとしては「あの人、素直じゃないよね〜」「もっと、人の意見を素直に聞き入れたほうがいいよ」などのネガティブなイメージとして使用されることもあります。

 では、「素直」について深掘りしていきたいと思います。

 まず「素直」は他人にとって素直なのか、自分にとって素直なのかによって意味合いが違ってきます。

 他人にとっての素直は「聞き入れる・受け入れる」的なイメージになりますが、自分にとっての素直は「わがまま(自我)」的なイメージになります。対象者が変わると真逆の意味になってきます。

 一般社会的には前者の意味合いの方が好意的に感じ、良いイメージを持たれるかもしれませんが、脳機能的な「素直」は後者を優先させます。

 

 人間の脳は、自己の発言や行動が「非」であったとしても、それを肯定的にするための機能が自動的に働きます。この無意識の自衛システムのことを「適応規制」と呼んでいます。

 適応機制を簡単に説明すると、「心の安定を保とうとする機能」のことです。例えば、砂漠に行っても、南極に行っても体温を保とうとする機能が人間にはあります。それと同じ機能です。どちらも「命」を守るための機能なのです。

 「体の崩壊」そして「心の崩壊」は、「死」を意味するものだと遺伝子に組み込まれています。

 とは言え、後者(わがまま)を優先させてしまうと「仲間はずれ=孤独」になるケースが生じてきます。しかも「仲間はずれ=孤独」も脳的には「死」と認識するのです。それは、人間は集団で生きていくことが必須であると私たちの先祖であるホモサピエンスの遺伝子に刻み込まれているからです。

 

 では、人間としてどのように対応していくのかということになります。

 人間としてできることは、自己の「意識」を駆使するしかありません。

 これが「セルフコントロール」です。しかし、このセルフコントロールするためには、セルフトレーニングが必要になってきます。

 このトレーニングこそが「教育」なのです。しかし「学力向上=教育」ではありません。

 

 意識を駆使すると簡単に述べましたが、意識下で行われている自己を守ろうとする自衛システムに対抗することは本当に困難なことなのです。それは「姿」が見えないからです。

 今回は、話が大きくなると見えなくなりますので、「素直」にフォーカスした「意識との向き合い方」について話を進めて参ります。

 自己をコントロールするためには「気づき」が必須です。自己の行動や発言に対して意識を向けることが「自己への気づき」になります。全てに意識を向けることは不可能ですが、トレーニング次第では自分のことを俯瞰して観ることが可能になってきます。これを「メタ認知」と称されています。

 私たち人間が出来ることは、「否定しない」ことです。

 まずは、自分の行動や発言、その前の判断・決断を否定しないことから始めてください。

人間はどうしても完璧を求めます。100点がOKで、0点がNOとついついイメージしてしまいます。「どうして0点ではいけないのですか」と自分に聞いてみてください。おそらく明確な回答をお持ちの方はいないのではありませんか。

 「0点!それが私です。」で良いのです。誰にも迷惑をかけていません。

 「〇〇が出来ない」「〇〇が苦手」な私を「私である」と認めてください。

 諦めろ・妥協しろ、と言っているのではありません。自己の現在位置を知ることが重要だということです。理想の人物像を優先させてしまい、そのギャップに苦しむのではなく、今いる自分の存在を認識することが大切なのです。自己を愛おしく感じてください。

 「これがわたし」「それがわたし」ですと。

 どうしても、理想とする自分像とのギャップを認識してしまうと、自動的に適応規制が働いてしまいます。心の安定を図ろうとする行為は、成長と真逆の行為なのです。

 「自己肯定感」とは、自己のありのままを、素直に認識することです。

 決して、高めることでも、上げることでもありません。ポジティブを求め、ネガティブを避けることではありません。

 

 今の自分を大切にしてください。

 自分を信じるのは自分です。自分のことを信じられずに誰を信じるのですか。

 最後に、自己の行動を受け入れる皆さんに対して「ありがとう」、それから自己の行動がふさわしくないと感じたら「ごめんなさい」が言える自分づくりをお願いします。

 

 これが「自己肯定感」です。

*(注)「適応規制」は悪ではありません。人間の心を安定させるためには「適応規制」は必要な機能であることは間違いありません。「自己の成長とは?」と捉えた時には、マイナス面に働くことがあるということです。

 

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