なぜ、あの人が管理者なの? 原因は「ピーターの法則!?」
2025/11/19
なぜ、あの人が管理者なの?
その原因がピーターの法則
〜「人は能力が発揮できない階層にまで昇進する」〜
ピーターの法則(Peter Principle)とは、
「人はそれぞれの能力が通用しなくなるポジションまで昇進してしまう」
という組織論の指摘です。
端的に言えば、
- 有能な営業マンは「営業部長」になり、
- そこで必要とされる“組織運営の能力”を持っていなければ、
- 途端にパフォーマンスが下がる。
つまり、
“前の階層での能力”が“次の階層の能力”に直結しない
ことが原因で、人は「限界点のポジション」にたどり着いてしまうのです。
ピーターの法則が起こる理由
① 昇進の基準が「過去の成果」に依存する
企業の多くは、
“今の仕事で成果を出した人を昇進させる”
という仕組みを採用しています。
しかし、昇進後はまったく違う能力を求められます。
- プレーヤー → 管理職
- 個人成果 → チーム成果
- 作業力 → マネジメント力
- 自分の思考 → 他者の思考理解
評価指標と仕事の中身が一致しないため、能力の不一致が起こる。
fine理論で読み解くピーターの法則
ピーターの法則が発生する背景は、脳機能学の観点から整理するとより明確です。
■ Emotion → Cognition → Will → Action
人の役割が変われば、必要な脳領域の使い方も変わります。
① プレーヤーは「Action領域」が強い
- 動く
- 成果を出す
- 実務をこなす
- スピード
=基底核・運動野の強さが成果に直結する。
② 管理職は「Cognition/Integration」が必要
- 状況判断
- 全体俯瞰
- 人への配慮
- 意思決定
=必要なのは、前頭前野・帯状回・島皮質のネットワーク。
つまり、
“脳の使い方を更新しないまま昇進すると、パフォーマンスが落ちる”
ということです。
ピーターの法則が生む3つの問題
① 無能な管理職を量産する
決して「人が悪い」のではありません。
不適合な役割に置かれることで脳が働きにくくなるのです。
② チームの安全性が下がる
帯状回(共感・調整)が機能しない管理職が増えると、
部下の扁桃体が過剰反応し、組織全体が萎縮します。
③ 離職・メンタル不調の増加
「上司が原因で辞めたい」という構造を生みやすくなります。
ピーターの法則を防ぐ方法
① 昇進前に「マインドのトレーニング」をする
- 前頭前野の思考力
- 他者理解・共感(帯状回)
- 意思決定モデル(Neuro-GROW)
を身につけ、役割に合わせて脳の使い方を更新する。
② 昇進=褒美と考えない
“適材適所”でキャリアを作る仕組みが必要。
プレーヤーに留まりたい人の価値も尊重する。
③ マインドコーチ×マインドコンサルティング
昇進後の「脳の切り替え」を支援し、
役割に合った思考・感情・行動を統合させる。
総括:ピーターの法則は「脳の不一致」
ピーターの法則は、組織の制度の問題でもありますが、
本質は “役割に応じた脳機能の使い方を学ばないこと” にあります。
だからこそ、
マインドコーチ が必要であり、
脳のOS更新(fine理論) が組織を守るのです。
<補足>
ローレンス・J・ピーター(Dr. Laurence J. Peter)
- カナダ出身の教育学者
- 専門は教育行政・組織行動
- 当時アメリカの大学で教育システムや組織運営の研究をしていた
1969年にピーターが、文筆家のレイモンド・ハル(Raymond Hull)と共に
著書『The Peter Principle(ピーターの法則)』 を発表
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