脳機能学的マインドセットの世界
2025/03/15
脳機能学的マインドセットの世界
なぜ「マインド」が先にあり、メンタルがそれに従うのか?
それは、人間の脳の仕組みが、「考え方(マインド)」によって、私たちの神経回路や神経伝達物質の分泌に影響を与えているからです。
今回は、脳機能学的知見を交えて、「マインド」をみていきたいと思います。
1. マインド(考え方・信念)は脳の「回路」を形作る
脳には「神経可塑性(しんけいかそせい)」という特徴があります。
つまり、繰り返し考えたり感じたりすることで、脳の神経回路(ニューロンのつながり)が強化される性質です。
「失敗=ダメだ」と考え続けると、その回路がどんどん強化される。
逆に、「失敗=学びだ」と考える人は、その回路が強くなる。
脳は、よく使う思考パターンを「標準装備」にします。
→ つまり、マインドは「脳の構造」を変え、
思考・感情・行動のパターンを作っているということです。
2. マインドが「感情」をつかさどる脳領域に影響する
• 人間の感情は「扁桃体(へんとうたい)」という脳の部位で強く反応します。
危機を察知すると、扁桃体が反応し、恐怖や不安を感じさせます。
このとき、「前頭前野(ぜんとうぜんや)」 がしっかり働いていると、「冷静に状況を判断」し、扁桃体の暴走を抑えられる。
→ この前頭前野を活発にするのが「マインド=考え方」なんです。
具体的にいうと:
• ポジティブで論理的な思考をする人(成長マインドセットの人)は、前頭前野がよく働く。
• ネガティブで自己否定的な思考を繰り返す人は、扁桃体が過敏になり、恐怖・不安が暴走しやすい。
つまり、マインドが脳の感情制御ネットワークを左右しているんです。
3. 神経伝達物質の分泌がメンタル状態を作り出す
考え方(マインド)は、脳内での神経伝達物質の放出量にも影響を与えます。
■ ドーパミン
• 「やればできる」「成長できる」というマインドを持つと、チャレンジしたときにドーパミンが分泌される
→ モチベーションが高まり、行動が続く
→ 結果として成功体験が積み重なり、さらに自己効力感が上がる
→ 脳は「挑戦は楽しい」と学習し、よりチャレンジ志向になる
これは「報酬系」という脳の回路です
■ ノルアドレナリン
• ストレスや緊張が高まると分泌される
• 適度な量なら集中力を高めるが、過剰になると不安・恐怖が増す
• 「失敗したらどうしよう」というマインドを持つと、ノルアドレナリンが過剰になり、パニック状態になりやすい
■ セロトニン
• 安定したマインド(感謝・安定感・自己受容)があると、セロトニンが分泌される
→ 情緒が安定し、メンタルの安定をもたらす
→ 逆に「自己否定のマインド」があると、セロトニン分泌が減り、感情が不安定になる
■ コルチゾール
• 慢性的なストレスやネガティブなマインドは、コルチゾール(ストレスホルモン)を増加させる
→ 高コルチゾール状態は、筋肉のパフォーマンス低下、回復力の低下、免疫力の低下を招く
→ 慢性的なイライラや疲労感にもつながる
つまり、マインドがストレスホルモンをコントロールしていると言える
4. メンタル(感情・状態)が行動とパフォーマンスを左右する理由
■ 脳と体は「心身相関」でつながっている
• 不安や恐怖で扁桃体が反応 → 筋緊張が高まる → 動きが硬くなる
• セロトニンやドーパミンで情緒安定 → 自律神経が整い → 呼吸・心拍が安定 → パフォーマンスがスムーズになる
■ 脳波にも違いが生まれる
• 不安・緊張時は「β波」が優位になり、過剰な覚醒・焦り・過集中になる
• リラックス・ゾーン状態では「α波」や「θ波」が優位になり、動きや思考が流れるようになる
→ マインドセットによって、脳波の状態まで変わる
結論:マインドが「脳の働き」と「神経伝達物質」を決め、メンタル状態を作る。そして行動・パフォーマンスに直結する。
• 表面的なメンタル(感情や気分)は、「マインド」という深層の「脳の使い方・認識の仕方」が作っています。
• 脳科学的にも、「考え方」が神経回路を作り、神経伝達物質のバランスを整え、パフォーマンスの質を決めるのです。
【まとめ:脳科学を交えたキーメッセージ】
◯「考え方(マインド)が脳のスイッチを切り替え、脳内のホルモン(神経伝達物質)があなたの心と体の状態を作り、その結果、パフォーマンスが決まる。」
◯「マインドを変えることは、脳の働きを変え、身体を変え、結果を変えること。」
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