第7回オンラインンコーチングパワーアップ講座Ⅱ 報告
2024/07/17
第7回オンラインンコーチングパワーアップ講座Ⅱ 報告
7月11日(木)第7回目の講座を行いました。
テーマは「コーチングを考える③」です。
コーチングの基礎知識を伝えた後に、
受講者の「思考力アップ」を目的とした
「具体・抽象」を予定しております。
その例えばなしをするつもりが、
大きく脱線してしまい、コーチングに必要な知識とスキルの話が先送りになってしまいました。
その、脱線した話が
「パワハラを考える」でした。
一般的には「パワハラ」は
「する方」の課題として捉えられています。
しかし、これでは一生解決はないでしょう。
では、どうするか?
視点を変えてみると
「受ける方」の手だてはないのか?
ということです。
セミナーの最後に「fine理論的パワハラ対策」の話をしました。
「受け手に、力をつけさせる」が教育です。
「被害者にならない」という対策(思考)です。
その力の「考え方」と「つけ方」について解説いたしました。
かなり脱線をいたしましたが、「思考の柔軟性」や「視点を変えてみる」等に触れていただきました。「???」の方も数名いらっしゃいました。
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セミナー途中では、グループ別「Out Put」を行いました。
これまでに知りえた情報を、「自分なりの言葉にする」がねらいです。
これも、コーチングの手法の一つです。
各グループとも盛り上がりを見せているようでした。
この7回目のセッションでは
・コーチの語源や成り立ち⇒ティモシー・ガルウェイ
・コーチの3原則
①インタラクティブ=双方向
②オンゴーイング =進行形
③テーラーメイド =個別対応
・コーチの3つの力
①傾聴力
②承認力
③質問力
・承認の伝え方
<直接法>
・YOUメッセージ
・Iメッセージ
・WEメッセージ
<間接法>
・三角褒め
次回は、いよいよ「質問力」です。
コーチ力の最も差が出るのところです。
コーチングの神髄的なスキルです。
お楽しみ!
では、受講者のコメント
<グループトークから>
・「やっぱり」に疑問、違和感を感じられた方がいらっしゃり、「やっぱり」についてのディスカッション中の内容から、「ベクトルの向き」に疑問、違和感を感じられた方もいらっしゃいました。それぞれ、自分には無い感覚でしたのでとても新鮮でした。毎回充実した時間を過ごすことができています。ありがたいです。お二方とも、コーチングというものにどっぷりハマっているなとという印象を受けました。良いコーチングを求めてもがいている人にしか抱けない感覚なのかなと思います。ありがたい事に、私は15歳の頃から、このセッションのネタ元であり、fine理論が生まれる原点の部分となっているであろう所を、実際に経験しています。しかも、寮生活、学校生活、部活動の時間とほぼ24時間フルで年間350日程度を3年間です。ですから、セッションでの大筋はほぼすべて疑問もなく自分の中に入ってくる感覚があります。もちろん、新たな知識や、高校時代は感覚でしかなかった事が、理論的に理解できたというようなことは毎回ありますが、根本的な部分は25年前に構築された思考の組み立て方とほとんど変わらないように感じます。これから、スキルとして色々なものを習得できるのが楽しみでしかありません。それと同時に、セッションの参加者の皆さんが感じられる様々な感覚に触れられる事にとても楽しさを感じます。今回のブレークルームでは特にその楽しさを感じる事ができました。自分なりに課題を与えられたように感じたので、次回までに準備しておこうと思います。
今回もまとめ役の方を中心に忌憚なく話ができました。まとめてくださる方に感謝です。私は理不尽は言葉なので、ズレという方がわかりやすいかなと思って話をしました。そこから発展して、グループの仲間からズレにも方向があるというような話もできました。抽象的であった話が具体的になりました。
・コーチングについて、自分の想い(やりたいこと)に付き合わせて、生徒の想いは無視していないかと考えさせられるミーティングでした。こちらの考え(ワクワク)と選手の考え(ワクワク)をどうすり合わせていくかがコーチの力かなと思いました。
・話にも出たのですが、私が遮ってしまったので、負ける練習の方法や意味を知りたいと思いました。
やっぱりの言葉にはたくさんの意味合いがあること、準備をしてやり残した事がないコーチが発するのではという言葉に共感できました。
また、ベクトルの話では、私は白黒ハッキリしたがる、だからその先に繋がらないのかなとも思いました。
・今回、K先生の挨拶の話を聞いて、会話意外にも、選手・生徒に気付かせる方法があると感じました。
しかも、会話では、気付かせるではなく教える状況が生まれる可能性があるが、自分の行動を見て生徒が行動を変えるコミュニケーションの取り方は、気付かせることがほとんどだと思いました。ただ、このコミュニケーションを取るまでに選手・生徒との関係作りが必要であるとも感じました。
ブレイキングルームでの違ったメンバーとOut Putする事が、自分の成長の役に立ち楽しいと感じています。短時間ですが、様々な考え方を学ぶ事で楽しい時間の共有を意義ある時間として認識できています。
<セミナーを終えて>
・私は今年から公立中学校に勤務しております。私立高校で、スポーツ特待生として明確に目標を持って入学してくる生徒がほとんどだったこれまでの教育環境とは違い、本当に様々な生徒が900人近くいる教育現場です。先生方も様々なタイプの先生がいらっしゃいます。その中で気がついたことがあります。承認力、傾聴力、質問力を駆使して生徒と向き合っている先生は間違いなく人気があります。様々な家庭環境で育ち、多様な価値観を持った、思春期に突入したばかりの中学生は、間違いなくコーチングに引き付けられます。先日、ある生徒に「先生は面白いですよね」と言われました。私は、「そうかな?いつもギャグはすべってばかりだけど」と返すと、「そうじゃなくて、先生は変わってます。教えるんじゃなくて、よく話を聞くし、よくしゃべるし、だから面白いです」と言ってくれました。特別支援学級の生徒で、とても純粋な生徒です。言い回しは彼特有な独特なものがありますが、私はとても嬉しい気持ちになりました。コーチングが彼に届いているのかなと感じました。それから、「この先生はしっかりコーチングされてるな」と尊敬できる先生のところには間違いなく多くの生徒が集まります。言う事聞かない生徒でも、なぜかその先生の近くに寄っていきます。寄って行っても言う事は聞きませんが。しかしそのうちその先生に色々と話しだすのではないかと思います。その先生に寄って行っている時点でコーチングは始まっているのかもしれませんね。今までとは違う教育環境に身を置くことができて、コーチングには人を引き付ける大いなる力があるんだなと感じることができています。さらにスキルを高めたいものです。
・具体的な手法を知れたことはありがたかったです。私もやってることもありますが、質を高めることにフォーカスしたいと思います。質を高めるために、self1とself2がポイントだと考えました。
パワハラについては考えがまとまりませんでした。fine理論に触れることで、ずいぶん自分や他者の理解しようとする機会が増えました。一言の重みについて、深掘りしたいと思います。
・自分のための選手なのか、選手のための自分なのかという言葉が蘇ってきました。理不尽という言葉について、この言葉の中には大切なこともあると思います、しかし理不尽という言葉があるから悪い印象で考えてしまう(脳の習性??) 結局自分が何を大切にするか、自分軸がないと何もできないと思いました。めちゃくちゃな文章で、頭の中が整理されていませんが、今の自分の思ったことです。
・パワハラ、高圧的態度、モラハラ、セクハラ、などいろんなハラスメントで、嫌な思いさせてしまった場合『そんなつもりではなかった』という事が多いように思います。また、相手が嫌な思いをさせられたと思えばハラスメントになります。双方self2。難しいなと感じていましたが、コーチングの考え方や手法を学び、冷静に話を聞き、考えられるようになったと思います。
話を聞き、質問をすることで、相手も自分も、した事言ったことに対して整理でき、お互い何をこれからどうすればよいのかという事に気づいていけると思います。
コーチングを学び、一番感じていることはセルフコーチングができるようになり体現できているという事。またどんな時も感謝をすることができるようになりました。なので前より自分自身の幸福感が高いです。そうすると相手に対して今まで以上に興味がわくので良い循環になってるように思えます。ありがとうございます。
・今回のセッションでは、パワハラについては、ちょっと根本的なところが理解できていない部分があるので、ビデオを再度見返したいと思います。
この3連休中に1日だけA先生不在のためベンチをしました。楽しかったですが、結局セルフ2が沢山発動してしまう自分がいました。やはり、普段からの自分の行動に気をつける事ができてないんだと気づきました。
それから、最近、1言って10を知ると、ありますが、私は一つの言葉しか受け取れていない。その言葉から、何に繋がるのか、何を知る事ができるのか考えようとしていなかったと気づきました。そこに気づけるようになった時に、森先生が言われている質問力が出てくるのではないかと思っています。いろんな人の言葉をしっかり聴いて、理解して、疑問に思ったり、繋がりを見つけていきたいと強く思いました。
今回、「パワハラ」についての解説を聞いて、問題、課題の捉え方について感じることがありました。
・パワハラは、本来AさんとBさんの2人の間で起きている問題。
問題の原因は、お互いがお互いの価値感や目的・目標、用いる手段を理解できていないこと。
でも、今の世の中の対処はパワハラをしているAさん1人の問題となっている。
AさんとBさんの間で起こっている問題と捉えられれば、「Aさんの伝え方」と「Bさんの受け取り方」どちらにも問題を解決するアプローチができるはず。
問題が起こった時に、「事実」と「当事者の感情」を混同して考えるから、「可哀想」という気持ちが入り、原因の把握が適切に行われず、適切な対処が行われない。
また、全ての考え方が、「問題や課題を解決する力を身につける」ではなく、「ルールを作って問題を起こさない」だから、当事者はパワハラが起こる原因やパワハラが起こる状況にも気付けないから、改善されない。
コーチングをしていく中で、あくまで結果や成果を出すのは選手・生徒・クライアント自身である。であれば望む結果が出ていない状態(問題や課題がある状態)に選手・生徒・クライアント自身が気付けなければ、訳もわからず気付かない間に望まない結果になり、「やっぱりダメだった」となってしまう。
子供を育てていて、「虫取り行こ」と言われた時に、
①「子供が虫を取れる」と
②「親が虫を取って子供に渡す」は
全く違うかとだと感じています。
①は、その時は虫を見ることができて嬉しいけど、親がいなければ次は取れない。
でも②は、親がいなくても、次も虫が取れる。
コーチングする相手に力を付けさせると考えると、「〜をしてあげる」ではなく、「〜をできるようにさせてあげる」という思考で接することが大切であると感じました。
・コーチングの考え方(選手にワクワクに気づかせる・選手のワクワクをイメージ化する・選手がワクワクを具現化する)は、「練習」で実戦していきたい。手法(インタラクティブ・オンゴーイング・テーラーメイド)を聞いて、人生を通じて育む3つの力(楽しむ力:自己育成力・喜べる力:協働力・表現する力:自己肯定力の育成の事)を思い出しました。また、ティーチング(教え込む=教え)とコーチング(引き出す」の併用は必要であり、今後も上手く使っていきたいと思います。「理不尽」について、その体験は、昭和世代には、当たり前の世界でした。部活動だけで見ると「恩師」の存在には、尊敬と信頼関係・自分自身の成長への影響と現在まで続いている恩師との関係と結びつきました。「理不尽」から「恩師」=「自分の理想型」=「信頼」のワードを連想しました。今回も様々な「気づき」を頂きました。ありがとうございます。
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