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コーチングシリーズ:パフォーマンスを導き出すために知っておきたいこと②「Self1とSelf2を知る」

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コーチングシリーズ:パフォーマンスを導き出すために知っておきたいこと②「Self1とSelf2を知る」

コーチングシリーズ:パフォーマンスを導き出すために知っておきたいこと②「Self1とSelf2を知る」

2023/09/30

コーチングシリーズ:パフォーマンスを導き出すために知っておきたいこと②

 

第2回目は「Self1とSelf2を知る」です。

 

前回、私たちのパフォーマンスの大半は無意識だ、ということをお伝えいたしました。

第1回目は→「https://fine-lab.jp/blog/detail/20230923104111/

 

つまり、無意識で構成されている選手のパフォーマンスに対してコーチが無意識に関わったとしても、結果、「意図的な成長ではない」ということになります。

 

もし選手に変化・成長が見られたとしても、それは「偶然の産物」である可能性が高いということになります。

そして、その偶然の産物の正体が、「恐怖による縛り」である可能性があるということです。

いわゆる、選手側からすれば「怒られないようにプレーする」ということです。

この関係性では「怖い人」が「いいコーチ」という構図を産んでしまいます。

 

では、私たちコーチは「何をコーチ」していくのかということを解説していきます。

 

まず、私たちには「パフォーマンスを発揮している本体」と「その本体を操っているコントローラー」が混在していることになります。

 

整理しますと、

  • ①  パフォーマンスを発揮している本体  =「Self2」=無意識
  • ②  その本体を操っているコントローラー =「Self1」=意 識

になります。

 

この「Self1」と「Self2」の存在を認知することから、コーチングが始まると言っても過言ではありません。

 

例えば先ほどの、怒る、もしくは体罰についても「Self1」の存在をコーチとして認知していない可能性があります。

コーチのするべきことは行動の規制だと、誤ったプログラムをインストールしている可能性があります。

このプログラムを書き換えなければ、今後も「負の指導」を遂行すると思われます。しかし、これも意識下のものなので、本人自身がコントロールすることは難しいでしょう。なので、苦情を受けてから自分の行動に気づく、ということになっているのです。

 

では、「Self1」と「Self2」について解説していきます。

 

先ほども記しましたが、パフォーマンスを発揮している本体を「Self2」、そしてその本体を操っているコントローラーが「Self1」と認識してください。(図1)

                (図1:「Self1」と「Self2」のイメージ画像)

 

実際は、この「Self1」と「Self2」に、「脳機能」と「腸内機能」が関与おりますが、その「脳と腸」については、また次回以降に解説いたします。

 

一般的には「車」と「ドライバー」とお考えください。

車にお金を掛けて高級車に仕上げてとしても、ドライバーが未熟のままだと良いドライブ(パフォーマンス)は望めません。

 

この概念は、「選手」も「コーチ」にも言えることです。

選手を目標達成に向け、導くのがコーチの役目だとします。

しかし、この「Self1」への理解度がないコーチが、「Self2」に対して外圧的な関わりを強いてきます。

そして、それがコーチの役目だと考えています。これが「負のプログラム」です。

 

スポーツに求められるのは、やはり「自立」と「自律」、そして「自主的」です。

そして、「選手」「コーチ」ともに、「Self1」と「Self2」の認識が「自立の第1歩」です。

そのためには「Self1」の理解が必須です。

 

自分をコントロールするのは自分です。

言い換えれば、「Self2をコントロールするのはSelf1」です。

 

これを一般的に「セルフコントロール」といいます。

そして、この「セルフコントロール」の実践には「自己肯定力」の習得が不可欠です。(詳細は、fine lab. Webブログをご覧ください。下記より)

https://fine-lab.jp/admin/newpages/simple-edit/1749908/blog/

 

まずは、「Self1」と「Self2」を意識ながら、選手のパフォーマンスを観察することをお勧めします。

それが出来なければ、いつまでも外圧的指導で選手をコントロールすることになります。

その最悪のケースが、「体罰」です。

 

より、詳しく聞きたい方、または相談のある方は下記よりお願いします。

①メールにて

②電話にて

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