瞑想トレーニング「マインドフルネス」について(簡易解説版)
2022/09/22
瞑想「マインドフルネス」という言葉を書店やネットでよく見るようになりました。
あのGoogleやAppleなどの有名企業でもこの「瞑想」を会社に取り入れています。
Google においては「マインドフルネス」を独自の研修プログラムとして「サーチイン・サイド・ユアセルフ(日本語で「己の内を探れ」)」と称し、実践されています。
そのトレーニングの効果として、仕事に対する集中力が増した、何より日常のストレスが減った、などを挙げらています。この瞑想は、やってみて、続けてみないとその効果が実感できないのが残念です。
この文章を見終わった後3分でも5分でもいいです。騙されたと思って瞑想してみてください。
では、まずは「瞑想の効果」についての話をし、その後に具体的な「瞑想のやり方」を紹介していきたいと思います。
まず一つ目は「瞑想の効果」についてです。
私たちの心は色んな出来事によって変化していますが、それを司ってるのが脳の働きだということはご存知だと思います。そして、その脳は死ぬまで変化・成長するということが最近の研究で分かっています。よくいう「歳のせいで物忘れがひどくなった」というのは「歳のせい」ではないということです。
この脳が変化・成長し続けることを「神経の可塑性」といいます。
脳は体の筋肉のように鍛えれば鍛えただけ変わっていくのです。そして、この脳を鍛えるトレーニングの一つが「瞑想」なんですよ。
例えば瞑想を8週間続けた人は、脳の「前頭前野」が変化してきます。この前頭前野が変化すると自分の感情をコントロールする情動的知能を高めることができるようになります。 この情動的知能が高まると、諸問題に対して冷静に対応できるようになったり、これまですぐにイライラしていた人も怒ることが少なくなってきます。驚くのは、この前頭前野の変化は1万時間以上座禅(瞑想実践)した修行僧と同じ変化だったということです。
他にも瞑想には脳の「扁桃体」という部分の反応を抑える働きがあります。
この扁桃体は、何か私たちに危険とかストレスが迫った時に敏感に反応する役割があります。危険な動物に襲われそうになった時や上司に怒られた時など、この扁桃体が活発になります。しかし瞑想を普段からしている人は、この部分の働きが穏やかになります。これは、無意識的ではありますが、あなた自身の感情をコントロールすることができるようになったということなのです。
例えばレストランの店員にコーヒーをこぼされたとしても、すぐに腹を立てないで落ち着いた対応ができるようになるということなのです。このように何か起きた時に咄嗟に反応せず、行動を起こす前に間(時間)を置くことを「反応柔軟性」といいます。瞑想によってこの咄嗟の反応を鍛えることができれば人生が変わるといっても過言ではないと思われます。
また、今までダイエットしようって決めたとしても、小腹がすいてきた時にお菓子を食べようかな〜とか、ご飯をお腹いっぱい食べたいな〜って思ってしまいます。そして、迷った結果ご飯をたらふく食べてしまうこういった経験は誰しもが経験したことがあるかと思います。瞑想はこの「意志の力」を鍛えることができるようになります。意志の力といっても意識に登らない無意識的な活動になります。衝動的に食べたいって思ったとしても自分の感情をコントロールが可能になれば、その食べたいっていう気持ちが沸き起こった時に抑えることができるようになるということです。
以上のように瞑想によってみなさんの意志の力が鍛えられれば、今まで継続してできなかったことや欲望に負けて罪悪感を感じることがなくなるということです。
そしてそのほかにも瞑想することによって得られる力としては
・集中力が向上する
・脳のストレスを抑える
・想像力が向上する
・心が静まる
・ストレスが減る
・自己統制力が色々な欲求を抑えることができる
などがあります。
では、二つ目の話「瞑想のやり方」について解説していきます。
瞑想にはいろいろなやり方があるのですが、ここでは基本的な方法を紹介いたします。
再度「瞑想のねらい」を確認いたしますが、それは「自己のへの気づき」です。自分の今の状態を受け入れることがねらいにあります。
では、瞑想姿勢について説明していきます。
まず姿勢ですが、楽な姿勢(安坐)で座りましょう。(*椅子に座ってもらってもOKです)
安坐でなくても、自分がリラックスができる姿勢なら何でも OK です。目を閉じるか、開けるかは、どちらでもいいんですが、できれば半眼が良いですね。
そして、瞑想をする際に重要なことは「自分の呼吸に集中して、何にも考えない」ということです。
しかし、人間にとって「何も考えない」ということが一番難しい作業になります。やってみるとわかるんですが、この瞑想中に何にも考えないということがなく、いつも間にかいろいろなことを考えている自分がいるのに気づきます。
人間は五感によって情報を入手するので、瞑想中に音がしたり、匂いを感じたり、空気の流れを感じると、何かしら反応してしまいます。
瞑想中に考えないようにとお願いしてますが、考えることが完全にダメであるいうわけではありません。何かを考えた時に、「だめだな〜」と否定するのではなく、考えていること自体を認めて下さい。「今、こんなことを考えていたな〜」と自己を受け入れるのです。その後に、再度思考をリセットして、また呼吸に集中するように仕向けるのです。あとはそれを繰り返すだけです。
時間ですが、あなたに合った時間で実施すれば良いかと思います。
時間を設定したいのであれば、最初は3分程度で構いません。その後、5分、10分と伸ばしていけると良いですね。そして、瞑想は競争でもなんでもありませんので、長くやった方が有利ということではありません。自分にあった時間を探してください。
大事なことは、続けることです。
筋トレみたいに目に見える効果があるという訳ではないので実際続けにくいのが事実です。
そこでオススメなのが瞑想を習慣化させるです。
例えば食事をしたら歯を磨く、みたいに自分の生活の中にルーティン化させることです。ある意味、お風呂に入ることよりリラックスさせることができます。是非、自分の生活の中での重要なポジションである食事・睡眠と同レベルで瞑想を取り入れてみて下さい。
以上、瞑想(マインドフルネス)についての効果とやり方を簡単ではありますが、解説して参りました。
私も瞑想をトレーニングとして実施しておりますが、実感としては集中力に深みが増したように感じがいたしますし、何より穏やかな気持ちで過ごせるようになったと思います。
みなさんも、「瞑想トレーニング」を日常生活に取り入れてみてください。幸福度が増してくるはずですよ。
詳細を知りたい方は、トレーニングを体験してみたい方はご連絡ください。よろしくお願いいたします。
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