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リーダー研修(育成)  その⑥ リーダーに必要な3つの力 その1「抽象度力」

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リーダー研修(企業研修)  その⑥ リーダーに必要な3つの力 その1「抽象度力」

リーダー研修(企業研修)  その⑥ リーダーに必要な3つの力 その1「抽象度力」

2022/08/31

リーダー研修(企業研修)  その⑥ リーダーに必要な3つの力 その1「抽象度力」

 

前回、リーダーとしての「軸」構築について解説して参りましたが、次はリーダーやコーチに不可欠な力となる「抽象度力」「時間力」「未来時間力」「並列度力」の3つの力を紹介していきたいと思います。

 まずは、「抽象度力」から解説していきます。

 抽象度とは、「あらゆる情報や概念を見るときの視点の高さ」を表します。

 車を例に考えていきます。例えば、クラウンとハリアー、そしてスカイラインと呼ばれている車があるとします。それぞれに個性豊かな、性能の違う車ですが、抽象度を一つ挙げると、「国産車」になります。「国産車」と並列に位置するのが「外車」になります。もう一つ抽象度をあげると「自家用車」になります。その上が「車」、その上が「乗り物」というふうに、一つの物事を上げてみていくことです。他にも、蝶々とカマキリは違いますが、抽象度をあげると「昆虫」に分類され同じになります。その上は、「いきもの」であり、猫や人間と同じくくりになります。

 抽象度を上げた見方を一般的には視野を広げるというのと似ているかもしれませんが、抽象度を上げた物の見方は、より具体的にその情報を捉え、そして分類していきます。分類することにより、類似するものとをグルーピングしやすくなります。“抽象度を上げる”とは、情報を大きなくくりにまとめ上げながらチャート化していきます。このように抽象度を上げることで、大まかになり、情報量が少なくなっていきます。逆に、抽象度を下げることにより、情報量が多くなってきます。このことを「細かく見ていくと・・・です」ということになります。

 コーチング用語で「チャンクアップ」「チャンクダウン」といういい方をいたします。チャンクは「かたまり」です。かたまりを大きくまとめていくことを「チャンクアップ」、逆に細かく崩していくことを「チャンクダウン」といういい方をします。

 

                  その⑥ リーダーに必要な3つの力 その1「抽象度力」終わり

 

次へ・・・その⑦ リーダー力 その2「時間力 a:流れ」

 

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